あの街この街~蒲田編
今日歩くのは、東京の南西の端っこにある下町「蒲田」。
“ゆるやかに時間が流れる街”として、今また注目を浴びています。
ご存知の方も多いでしょうが、蒲田には大正9年から昭和11年まで「松竹キネマ撮影所」が
ありました。当時は俳優や有名人が周辺に住み、「流行は蒲田から」と言われていたそうです。
へえ~蒲田ってそういうところだったのね!
今は微塵もそんなことを感じさせないのに・・・ (ごめんなさい)
そんな当時の名残を感じさせるのが、JR蒲田駅に流れる「蒲田行進曲」。
リズムに乗って、まずは西口に降り立つと・・・
「流行の発信地」とまでは言えませんが、意外に若者層が多く、駅前の賑やかさはなかなかの
ものです。
「蒲田東急プラザ」屋上 ミニ遊園地の観覧車
なにしろ蒲田は、駅ビルの「東急プラザ」・「サンカマタ」・「パリオ」をはじめ、
大型スーパーでは「東急ストア」・「イトーヨーカドー」・「マルエツ」が、
また、駅前にはサンロードやサンライズなどの商店街までがしっかりと広がり
とにかく商業ゾーンとしての充実度はすごい!
しかし、蒲田といえば忘れてはならないのが、“手作りの殿堂” 「ユザワヤ」!
ホビークラフトの大型専門店で、取り扱い数はなんと70万アイテムにものぼるそうです。
創業当時(1955年)はわずか5坪の毛糸店からスタートしたとのことですが、
今や、あっちにもこっちにもひと目でそれとわかるユザワヤのビルが・・・。
ユザワヤの紙袋を持って歩いている人もかなり目につきます。
ところで、さきほどから気にはなっていたのですが、あちらこちらに自転車が。。。
実は、蒲田は駅前放置自転車数の都内ワースト10に毎年顔を出している常連。
あまり名誉なことではないのですが、まあ、人が多く活気がある街ということで・・・。
誰がみてもすぐに「ユザワヤ」とわかります。 駐輪場からはみだしちゃった自転車たち
とても親切です。
西口駅前を線路と平行に北上し、日本工学院専門学校の前まで来ると、呑川(のみがわ)に
ぶつかります。
昔の呑川は川幅ももっと細く、土手には草や木がたくさん生えていたそうです。
川沿いの東海道本線と京浜東北線の高架下の通路には、両側に色鮮やかなイラストが。
ここは西口と東口の抜け道になっているらしく、自転車が高速でびゅんびゅん通り抜けるのが
やや危険ですが、力作ぞろいの作品は一見の価値ありです。
呑川がゆったりと流れる。 高架下のアート。
左手に見えるのは日本工学院専門学校。 宇宙や星座がテーマのようです。
呑川沿いをさらに東へ歩いていくと、「菖蒲橋(あやめばし)」が見えてきました。
かつて蒲田は、梅とともに菖蒲の名所としても有名だったそうで、広大な敷地の菖蒲園が
この一帯にあったそうです。今では、こんなふうに名前だけが残っているんですね。
そのあやめ橋の近くにあるのが、地元で有名な甘納豆のお店「蒲田木村屋 谷口商店」さん。
お店のドアをあけると、ふわ~っといいかおりが。。。こちらで甘納豆を作っているんですね~
お店の奥が作業場になっていて、甘納豆を作る釜などが見えます。
実は、以前にこちらの甘納豆をお土産でもらったことがあり、今日は楽しみにしていたんです。
欲張っていろいろな種類を買ってしまいました。
代金を支払っているときに、お店のおばちゃんが「かぼちゃと一緒に煮るとおいしいよ。
かぼちゃが柔らかくなってから入れてね、甘いからお砂糖はいらないよ」って教えてくれました。
おいしそう、今度作ってみますね!
お店を出て、裏手へ続く道を進むと、「薭田(ひえだ)神社」が見えてきました。
いわゆる延喜式内社で、この地に集落ができた頃に成立した古社だそうです。
今年は9月9・10日にお祭りがあり、お稚児行列なども見られるそうです。
ほどよい甘さでおいしい!谷口商店の甘納豆 薭田神社の鳥居
呑川を越えて、今度は蒲田八幡神社へ。
みずみずしい緑の森に囲まれたお社で、境内には小円墳があったそうです。
現在は商売繁盛、合格祈願、安産子育てなどの神として信仰を集めています。
夏のお祭りはお神輿が出て、大いに盛り上がるんでしょうねー。
すぐ近くの「仲蒲田公園」にも大きな木がたくさんあり、緑がいっぱい。
比較的大きな公園で、夏祭りのときには盆踊り会場になるところだそうです。
蒲田八幡神社の鎮守の森 仲蒲田公園も緑がいっぱい
ここから駅の方へ戻る途中に見える巨大なビルが「アロマスクエア」、そして隣接するのが
大田区民ホールの「アプリコ」。
18階建の商業ビルは、駅前の大田区役所とともに蒲田のランドマークとなっています。
実は、アプリコの地下1階ロビーには、かつて蒲田にあった「松竹キネマ蒲田撮影所」の
ジオラマがあるのですが、この日はたまたま照明取替えの作業中のため、残念ながら
私は見ることができませんでした。グスン
東口の駅前には、これまた巨大な大田区役所本庁舎の建物があります。
こちらでは夜間および休日の窓口サービスもあります。
アロマスクエア 大田区役所本庁舎
駅周辺には前述の区役所、区民ホールのほか、図書館、郵便局(本局)、税務署、警察署
などの公共機関もそろっていますから、本当に生活者にとっては便利ですよね!
さて、ここで私は区役所の並びにある「大田区立生活センター」へ。
お目当ては、このビルの1階にある、餃子のお店「歓迎(ほあんよん)」。
蒲田って、実は知る人ぞ知る“餃子の激戦区”!
おいしいお店がたくさんある(らしい)です。
本日、数ある餃子の名店の中から選んだのが、こちらのお店です。
夕方六時すぎですが、広い店内にはすでにお客さんがたくさん。
もっとおそい時間だと、並ぶこともあるようです。
それでは、早速、焼餃子をいただきましょう。
いただきまーす!
・・・う~ん。肉汁たっぷり! ジューシィです。 美味しい~~!
羽つきで、パリッパリ。一人前6個をじっくり味わいながらも、ペロッと食べてしまいました。
お店にお客さんがどんどん入ってきますので、食べたらさっさと失礼しましょう。
ごちそうさまでした~
「歓迎」の焼餃子。一人前300円。 今回は行けなかった「你好」も
餃子が有名
もうひとつ、この界隈で忘れてはいけないものがありました。
それは、「黒湯(くろゆ)」。
読んで字のごとく、黒いお湯のお風呂なのですが、黒い色は太古の植物の化石が地下に
溶け込んだものだそうで、病気や怪我に効果があるそうです。
大田区は、昔は海だったところだそうで、区内には黒湯の温泉と銭湯が沢山あるのです。
あたりは暗くなってきましたし、今日はたくさん歩いて汗もかいたし、お仕事もこの辺で終了、
ということで、せっかくですから、ひとっ風呂浴びて帰りましょうかね~ くふふ
ああ、蒲田温泉の看板が私を呼んでいる・・・
それでは 今日はこのへんで失礼いたします。
思った以上にディープな蒲田でした~
■東京蒲田木村屋 谷口商店 (甘納豆)
住所:大田区蒲田3-17-16
TEL:03-3735-0123
営業時間:9:30~18:30
定休日:日曜日
■歓迎 (餃子)
住所:大田区蒲田5-13-26
TEL:03-3730-7811
営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00 (土日祝は11:30~22:00)
年中無休












